意外と知らない巻き爪の種類と状態

コラム

巻き爪とは

 巻き爪とは爪の両端が内側に曲がり込んでいる状態です。最も負荷のかかる足の親指に症状がでることが多く、軽度も含めると5人に1人は巻き爪になってしまっているとも言われています。しかし初期の場合気づかないことが多く、その状態を放置すると痛みを伴ったり、皮膚に食い込み化膿し肉芽(赤く腫れ上がる状態)が形成させている場合もあります。こうなると歩く事もままならなくなってしまうこともあります。こうならないためにも早めに気付き対処することをオススメします。

巻き爪の種類と症状について

巻き爪は医学的に三種類に分けることができます。湾曲爪、陥入爪、肥厚爪です。

湾曲爪とは

湾曲爪は一般的に言われている巻き爪と呼ばれているものになります。

放っておくと痛みを伴う場合がありますが、巻きの程度と痛みは比例しません。その為自分では気付き難く、痛みが出てから気付く場合も多いです。

陥入爪とは

陥入爪は巻き爪の中でも爪が皮膚に食い込んでいる状態を言います。赤く腫れ膿が出たり痛みを伴うことが多いのが特徴です。痛いからと爪の両端を切ってしまうと伸びた時に刺さり込み更に切ってしまうという悪循環に陥るケースが多いです。痛みが出たら爪は切らず、早めに対処しましょう。

肥厚爪とは

肥厚爪は原因から大きく2つに分けることができます。

爪甲鈎湾症

爪が厚くなり前方に鈎の様に湾曲している状態を言います。色は黄褐色や黒褐色に混濁し、爪の表面には横筋がみられ厚みがあるのが特徴です。症状が進行すると厚くなった爪が皮膚を圧迫したり、隣の指の皮膚に当たり痛みが出る場合があります。

原因は靴や歩き方による慢性的な負荷やケガなどで一度爪が剥がれた落ち新しい爪が正常に生えて来ない場合があります。また全く歩くことが無いご年配な方や指を使わな歩き方をしている方にもよく見受けられますがこれは末梢血液循環が悪くなり爪が健康に伸びなくなり、厚くなってしまう人もいます。

爪水虫

水虫の原因となる白癬菌はどこにでもいます。爪に感染するのに24時間かかるのでお風呂でしっかり洗っていれば問題ありませんが、傷口がある場合や免疫力が落ちているとその分早く感染してしまうこともあります。日頃の体調管理と清潔を心がけましょう。

水虫の場合病院での治療が必要になります。

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